2016年度から、介護福祉士になるためにはまず実務者研修を終わらせておく必要が出てきました。受験資格に変更があって、現場経験を利用するルートでなら、実務者研修が必須になったのです。

ですから、最短で介護福祉士になりたいなら、実務者研修は事前に修了させておく必要があります。実務経験が三年以上になったタイミングで、すぐに試験に挑戦できるよう、あらかじめ研修はすべて終わらせておくのがベストでしょう。何しろ、実務者研修はすべて終わらせるために数ヶ月はかかってしまうものだからです。仕事をしながらなら、もっと多くの時間が必要になります。これを後回しにしていると、介護福祉士の国家資格に挑戦するのが一年ずれてしまうこととなります。幸いにも介護の世界に入りたての人にでも受けられる研修になっているので、とにかく早いうちに済ませておきましょう。この研修を終わらせておくと現場でも働きやすくなるので、その意味でも早く済ませるに越したことはありません。

別のルートとしては、専門学校に通うルートを選択するといいでしょう。こちらのルートでも国家試験に挑戦する必要は出てきますが、実務者研修が受験資格にはならないので研修の時間を確保する必要はなくなります。ただ、すでに介護職員初任者研修などの資格があるなら免除になる科目もあるので、大変さは軽減されます。自身の状況と相談して、まずそちらから受けるという手もあります。